安全と健康への取り組み
関連するSDGs
労働災害休業度数率(年)と
労働災害休業千人率(年)
職場における労働者の安全と健康を確保し、快適な職場環境の形成を目指しています。
- 「労働災害休業度数率(年)」
-
2025年3月期
1.41
- 「労働災害休業千人率(年)」
-
2025年3月期
1.36
01基本的な考え方
職場における労働者の安全と健康を確保し、快適な職場環境を形成することを経営上の重要課題として認識しています。
当社グループは、「日総グループ 労働安全衛生方針」に則し、体制の明確化、管理・ 活動の仕組みの構築、実践・改善を継続することで、経営リスクの低減と就業機会の向上を目指します。
02日総グループ 労働安全衛生方針
日総グループの労働安全衛生活動は、企業経営の基盤であり、日総グループで働く労働者全員の安全と健康の確保を最優先とし、快適な職場環境の形成を確立し、事業活動のあらゆる面でグループ一丸となって、労働安全衛生活動の積極的な推進・改善に努め、真のゼロ災害職場を目指します。
- 事業活動のあらゆる面で、危険性または有害性の調査およびその結果に基づき、リスクの除去もしくは低減措置を講ずることで、事故・災害の未然防止を図ります。
- 日総グループは全社員および関係者の参加・協力の下に安全衛生活動を展開し、安全衛生水準の向上を目指します。
- 労働安全衛生法ならびに関係法令および事業場において定めた安全衛生に関する規程等を遵守するとともに、労働安全衛生組織体制の構築および定期的な見直し、継続的な改善を行い、安全衛生管理レベルの向上に努めます。
- 過重労働およびメンタルヘルスによる健康障害を防止するため、過剰な労働時間の削減や衛生管理体制の充実を図り、全社員の健康確保を推進します。
- 交通事故防止策を推進し、車両および徒歩における交通安全の確保に向け、意識の向上を図ります。
- 全社員に対して安全衛生の確保に必要な教育・訓練を実施し、安全衛生に関する知識・意識の向上を図ります。
- 日総グループの労働安全衛生方針は、全社員へ周知徹底し、事故・災害ゼロを目指します。
労働安全衛生管理
当社グループでは、企業における安全と健康を管理するため、全社安全衛生委員会ならびに事業場ごとの安全衛生委員会を設置しています。各会議は月1回開催し、労働災害や健康障害の防止等の審議および情報共有を図っています。
労働者全員の安全と健康を確保するために、労働安全衛生マネジメントシステムを導入し、労働災害・交通事故ゼロの実現に向け全社的な活動計画を策定。安全衛生活動のPDCAサイクルを推進しています。
当社独自の「労働安全衛生マネジメントシステム」
P計画立案
- 安全衛生方針の表明
- 事業場ごとの安全衛生目標の設定、作業所別安全衛生目標の設定
- 作業所安全衛生体制の整備、作業所ルールの策定
- 安全衛生計画書の作成
D安全衛生計画の実施・点検・改善
- リスクアセスメント、職場巡視、ヒヤリハットなど
C進捗確認
- 安全衛生委員会での報告・確認・審議・記録
- 労働災害発生原因の調査など
A 処置
- 安全衛生活動報告書への活動反映
- 安全衛生活動報告書の作成
03労働安全活動
労働安全衛生方針にもとづき1年間の活動計画書を策定し、安全衛生活動を実施しています。
安全衛生マネジメント体制にもとづいた年間計画推進
全国安全週間・年末年始無災害運動
厚生労働省の実施要項・通達に基づき、全国安全週間や年末年始無災害運動を通じて、「挟まれ・転倒」防止、自主的な安全衛生活動の促進、交通事故防止などに取り組んでいます。
危険防止のための措置
リスクアセスメント
当社の就業先にて、年度計画にもとづき、危険を未然に防ぐためにリスクアセスメント活動を行っております。化学物質を管理する現場では、さらに徹底した活動を行っております。
職場巡視
衛生管理者による職場巡視(全ての作業所)、ならびに産業医による職場巡視(50名以上)を行い、安全指導・改善を推進することでリスクの低減を行っております。
ヒヤリハット活動
職場に潜むリスクを見つけ、災害を未然に防止するため、ヒヤリハットの報告、改善を行っております。
安全衛生教育
危険体感教育
全国に所有する教育訓練施設である日総テクニカルセンターには危険体感の設備を有し、実体験を伴った教育を実施しています。
KYT(危険予知訓練)
自主的活動としてKYTを実施しております。危険に対する感受性を高め、リスクアセスメントの実践に活かすことで、より安全な職場環境へとつなげています。
安全衛生勉強会
安全衛生活動の進め方や法令知識の習得を目的とした勉強会を実施し、安全担当者をはじめ、推進活動に関わる社員全員の安全意識の向上によりさらに安全衛生水準を高めています。
交通安全への取り組み
事故防止活動
運転記録証明書取得による分析結果の活用、駐車場ルールの励行・四半期ごとのチェック、送迎車両へのドライブレコーダー設置、ヒヤリマップ作成、同乗チェック、交通安全ビデオ視聴、交通KYT実施、車両4Sの徹底など交通事故防止に向けたさまざまな取り組みを行っています。また、安全運転の意識を高めるため、客先工場のゲートや駐車場にて交通安全立哨活動を継続的に行っています。
防災への取り組み
防災活動
職場における定期防災訓練をはじめ、火災予防のための指導・教育や当社寮の点検を行っています。
04労働衛生管理の推進
労働者の健康確保にあたり、労働衛生管理の基本である、作業環境管理・作業管理・健康管理の推進を図るとともに、心身ともに健康で長く働ける職場環境の形成を促進しています。
健康と労働衛生管理の取り組み
長時間労働の抑制、適正な労働時間の管理
時間外労働時間の要件に応じ、医師による面接指導を実施し、過重労働防止につなげています。
各種健康診断
各種健康診断(一般健康診断・特殊健康診断など)を実施し、結果にもとづく医師による意見聴取や再検査の勧奨など労働者の健康維持・向上につなげています。
熱中症予防対策
熱中症発生ゼロを目標に毎年5月から9月まで、塩あめの配布や就業先の環境改善提案を行い、労働者の熱中症防止対策を実施しています。
全国労働衛生週間
2025年度は「ワーク・ライフ・バランスに意識を向けて ストレスチェックで健康職場」をスローガンに、10月1日から7日までの全国労働衛生週間を実施し、健康障害防止を目的に健康管理や職場環境の改善に取り組みました。
健康障害防止のための措置
年度計画にもとづき、腰痛や熱中症などの職業性疾病・メンタル不調の防止活動を実施しています。
特に、化学物質による健康障害については、対象作業所におけるリスクアセスメントや化学物質管理者・保護具着用管理責任者を選任する仕組みを構築・実施し、防止に努めています。
05健康障害防止のための措置
健康障害防止活動および管理
年度計画にもとづき、熱中症・感染症・腰痛による健康障害を防止する活動を実施しています。また、化学物質による健康障害防止のための活動として、リスクアセスメントを実施、職場環境・作業方法の改善、適正な保護具着用など快適な職場を維持するための活動を実施しています。
メンタルヘルス
身体の健康のみならず、心の健康づくりとしてメンタルヘルス活動を実施しています。メンタルヘルスの定期教育(セルフケア・ラインケア)を実施しています。加えて、年に1回のストレスチェックを実施し、高ストレス者には、医師面接指導を勧奨し、組織分析にもとづく職場環境の改善などにも取り組んでおります。